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怒ると叱るでここまで違う。子育てと社会から学んだこと。

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我が家の長女と長男にはなくて次女だけがもつ父に攻撃的な一面。長男長女はどちらかと言えば控えめで父に対して本音が言えないというかオープンではありません。

何かあれば母へ相談するし父がいる時は本音を出しにくい空気になります。

意外とありがちなパターンだと思いますがどうでしょう?

例えれば次女だけは私に壁がなくドストレートに発言できます。早く寝なさいよーと言えば、お前もな!ぐらいの勢いで返してきます。

これって上の子はそんなこと言えば「怒られる」と判断するからできなくて、下の子は「怒られない」と分かった上での発言です。

この違いは上の子と下の子の育て方が違うからだと思ってます。

元々の性格はあるにしろ子育てはその子の性格を大きく左右します。しつけだからと怒る子育ては子供の良いところも同時に消してしまう可能性を秘めています。

たまに子供が親にビビってることを自慢のように話してくる父親がいますが、とんだ勘違いで可愛そうです。親も子も。

本音で語り合える空間であり続けたいですよね。

育て方の違いは態度の違い

f:id:hometaka5657:20171118004551j:plain物語るのは上2人は父に逆らうことはできないけど次女は逆らえるというもの。もちろん生まれ持っての性格ということも考えられますが、妻には八つ当たりが出来れば反抗もできます。

2人が産まれた頃の私は怒ることも必要だと考えていました。

「優しいだけではダメ。子供になめられる。親としては怒ることも必要。」こんな言葉を真に受け、なるほどと思ってしまったのがそもそもの始まりです。

怒りたくなくても必要があれば怒る。

でも、子供の為に怒るとか迷惑でしかありません。

あの時もらったセリフは言葉足らずだと後々気付きます。優しい人がなめられるわけでもなければ、怒ることを重要視するのもおかしい話。

次第に怒ることもなくなった頃、誕生したのが次女

自然と上2人とは違う子育てになりました。意識はしなくても経験する中で勝手に子育てのあり方は変わるもので、自由にすくすくと成長したのが次女です。

上2人と次女の育て方の違いは怒るの有無

言葉にすればたったこれだけのことですが、あまりにも大きなことに繋がります。

「怒る」は無駄である

f:id:hometaka5657:20180130011216j:plainいつしか心は離れていく

この世に「怒る」は必要あるのかと思うほど今では無駄だと考えてます。

父が怖いと認識すればきっと怒らせないようにと考えます。怒れば怒るほどそれは大きくなり、まるで割れ物に触るかのように接し方が変わっていくでしょう。

これは怒られるのかなー?
これ言ったら怒られるかなー?

次第に本当のことを言えなくなります。

仕事でも同じこと

子育てのみではなく仕事も同じ。

  1. 怒られて成長するタイプ
  2. 褒められて成長するタイプ

「人を育てる上でその人がどちらのタイプに属するのか見極めが必要だよ。」

こんなこと言われたことがありました。

いやいや、怒られて育つタイプなど果たしているのでしょうか?

怒られて、ハッと気付いて方向性を正す。これを怒られて成長するタイプと決めつけ、ムチを振るい続け、成長したからと自分の指導法を絶賛しているのなら勘違いも甚だしいと思います。

怒られて成長する人などいない

一体何を得るのでしょうか?

  1. 怒られないように嘘をつくスキル
  2. 人の機嫌を伺うスキル
  3. 悪い事でもバレなければ良い

という無駄なものを身に付けます。

もはや頑張ることよりどうすれば怒られずに過ごせるかを模索し始めます。

怖いのはこうして育った人はその気持ちが分かるであろうに、いつしか自分も同じことをするという連鎖。

怒られて育った人は上司に育てられたのではなく、悩んで辞めたくなって、それでも周りに助けられて、なんとか耐え抜いてきた人です。

賞賛に値するのは怒った人ではなく、実は陰ながら支えてあげた仲間の方。

褒めると叱るの比率

ライフネット生命会長の出口直治さんの言葉は印象的

1:意欲があってそこそこ賢い人の場合は、怒る必要がない。なぜなら、ひと言「ここが良くないね」と指摘さえすれば、後は自力で矯正できるので、怒る必要がないわけです。そして、もう片方の2:そうでない人の集合に対しても、怒ってはいけない。
なぜ怒られているかを理解できず、怒られている事実だけを恨みに思うからです。つまり2:そうでない人に、怒ってもムダ、なんです。

怒らなくても指摘で理解できる。普通に伝えてくれればわかることを敢えて怒るのは双方にとって無駄。

故に、「怒る人間は、みんなバカ」である。つまり「怒る」という行為は、どんな他人をもポジティブに動かさないというわけです。

引用:日経ビジネス

アメリカの心理学者マーシャル・ロサダ氏の研究結果では褒めると叱るの比率は3:1を下限とした。良い組織では6:1や9:1とまで言われてます。

これ以上にネガティブ要素が強くなれば人は崩れると。

しかしながらやはり叱ることも必要不可欠。間違えないでほしいのは怒るではなく叱ること。褒める・叱るをバランス良く取り入れることが最も大事です。

おわりに

姉妹怒るは無駄の塊」である。

ただこれは相互の関係性に絶対的な差がある場合。故に子育ての親子関係と上司と部下の関係で例えてみました。

コンビニエンスストアで並んでいたら横入りされたので怒りました。これとは全然違います。

親に対する子の態度の違いは子育ての仕方で大きく影響し、家族内に留まらず交友関係にも影響します。つまりその子の性格自体変えてしまう可能性。

例えで言いましたが実例でして姉妹の心のオープン度は違います。

ただそれを良しとする人もいまして、1家に1人は怖い人も必要という考え。結婚当初は私もそう教えられたわけですが、ちょっと古い考えですよね。

子育てで怒ることを無くせば子供の心はより開かれます。会社で怒ることを無くせば環境も生産性も変化します。

怒りは感情からくるもので難しいように思えますが、意識するだけでずいぶん違う結果になります。

・怒ると叱るの違い
・褒めると叱るの比率

本当に大切なこと。
そもそも、まだ小さなお子さんに怒鳴りつけても意味がないです。

・何やってんだ!
・何度言えばわかるんだ!

分からないんです。
分からないからやってるんです。
だから、分かるように教えてあげるのが親の役目。