JTから待望の加熱式タバコが販売開始となりましたね。今回は2019年1月29日より購入可能となったPloom S(プルームエス)のレビューです。
プルームエスの新型モデル「プルームエス2.0」が登場しています
参考:プルームエス2.0をレビュー!ついに20本の壁を突破しました!
JTには以前からPloomTECHなる加熱式タバコがありますが、IQOSやgloと同じ目線で比較するのはどうなんでしょ?というくらい性質が違います。
ヒートスティックを直接加熱するタイプと低温でリキッドを気化させるタイプでは当然の差があるわけで。
今回発売したこのプルームSはタバコ葉をヒーターで高温加熱することで喫煙可能になるIQOSやgloと同タイプ。

「ようやく役者は揃った」って感じです。同じ高温加熱式のデバイスでも全て特徴が異なるから面白く、価格や性能、もちろん見た目もバラバラで個性的。
プルームエスはチェーンスモーク可能なバッテリー内蔵型。ブレードをもたない構造からグローに近いですが、容量は控えめでMULTIに似たサブ機的な一面も持ってます。
何より1番のポイントは高温加熱と言っても200℃という設定温度。他製品が約300℃と考えればかなり低めです。

温度を低くするメリットはなんだろう。と考えてみると臭いや危険性の減少、本体への負担軽減、健康や環境においても良いこと尽くしになることは間違いなさそう。
ここで問題となるのがタバコに求められる「吸い応え」なわけで、これをクリアできればイチオシの加熱式タバコと言えるかも?
今回は気になるプルームSの使い方から感想までご紹介しますね。

Ploom S(プルーム・エス)の付属品、スペック
上蓋をカパッと外すとプルームエス本体、その下に充電用USBケーブルとACアダプター、メンテナンスツールにユーザーガイド、最後に保証書です。
メンテナンスツールは引っこ抜くとブラシに早変わり。使用後も付近を汚さなく、ブラシの形状を維持するメリットもあります。
メーカー保証期間が1.5年と既にひたすら長いですが、製品登録で2年に延長と最強です。IQOSやgloでも最長1年ですよね。
価格 | 3,480円 |
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サイズ | 高さ93.2、幅31.6、奥行き23mm(約) |
重さ | 約95g |
バッテリー | 1,020mAh |
喫煙本数 | 約10本 |
加熱時間 | 3分30秒/14パフ |
予熱時間 | 約40秒 |
加熱温度 | 200℃ |
定格電圧/電流 | 5V/1.5A |
数字を見るだけの率直な感想だとパフォーマンスは低めです。加熱200℃は特徴的ですが予熱や加熱時間はgloと同じで、こちらは14パフの制限付き。
どれも控えめな印象ですが特に喫煙本数10本はメイン機としては心細く、出先でこれ以上の喫煙をするなら充電場所の確保やモバイルバッテリーなどの対策が必要です。
プルームS専用モバイルバッテリーも販売されてますがこちらも容量低めで心細いという(笑)
とはいえ、使用する環境を考えて問題なければそこまで悲観することもないスペックであります。
外観
丸みを帯びたボディは可愛い感じ。艶消しの滑りにくい素材で、安っぽさがなく握りやすい形状です。見た目が気に入っての購入も良きかと。
底部にはクリーニングカバーとmicroUSB端子、上部にはアクションボタンとタバコスティック挿入口を覆うスライドカバーです。
使い方
ちょっと特殊な様で初めて使う時には必ず充電が必要なんですって。しかも初回と2回目以降のアクションが違うという不思議ちゃん。こんな感じで1回目は4つのLED点灯でバイブ4回なんですけど、次からはバイブ1回の充電開始合図に短縮されます。
充電中はLEDの点灯数が残量メーターになってますが、電源OFF時にボタンを押しても5秒ほど確認できます。電源ON状態と加熱中には確認する手段がありません。
実はこのボタンって電源ボタンじゃないのです。
ちょっと珍しいスライドカバー開閉のオン/オフ切替。ボタンの電源切替よりスムーズで、青いLEDが点灯すれば「使えますよ~」のサインです。
Ploom Sの専用たばこスティック
売上NO.1のメビウスがプルーム・エス専用のタバコスティック(480円)として4種類販売中。(現在では定価格のキャメル2種類も登場)
青パッケージが唯一のレギュラーで3種はメンソール。
新登場がメンソールパープルです。

きっとブルーベリー好きにはたまりません。
全4種類のフレーバーもレビューしました↓

新登場の定価格キャメル↓

タバコスティック挿入。お知らせ機能が充実。
加熱ボタンを2秒以上長押しするとバイブが作動して加熱開始。LEDが徐々に点灯して、4つの点灯&振動が喫煙の合図です。
喫煙時間は3分半か14パフで終了。LEDは徐々に消え始め、残り30秒か残2パフで点滅(お知らせ振動有り)。さらにヒーター停止時のバイブは2種類に分かれ、時間到達だと2回振動、14パフ終了時では3回振動する細かなプログラム設定がされてます。
ちなみに私の場合は100%ブブブッと、、絶え間なく吸い続ける私です。
この喫煙時間に関しては他加熱式たばこより遥かに分かりやすく、LEDの上部配置もポイントで常に目に入ります。「お知らせ」の充実はユーザーに寄り添った機能だと実感。
喫煙後のタバコスティックと感想
これ、喫煙後なんですが使用前と違いが分からない。このまま箱に戻したら絶対再び吸っちゃいます。
さすが高温加熱の中の低温!って具合に驚きました。ユーザーにもですが健康にもずいぶん優しそうですね。
肝心の「吸い応え」のお話し
基本レギュラー派である私は、真っ先にレギュラーのTASTEをウキウキしながら吸ってみると、最初の2~3口は吸い応えがまるでありません(`・ω・´)
すごい。かなりゼロに近い吸い応えだ。
しかしここからエンジンがかかり始め、それなりの吸い応えを感じさせてくれたところで終了。
ちなみにグローは最初に激しくヒートアップして後半大人しくなるんですけど、全く逆のデバイスがプルームエスですね。
とはいえ、MAXの吸い応えはやはり200℃の加熱なので控えめ。アイコスやグロー並みを期待すると多少ガッカリしてもおかしくありません。(私はしました。)
メンソールに手をだしたお話
同じ感覚で1口目にスー――っと勢い良く吸って、むせました。どうやらメンソールは最初からくるようです(`・ω・´)
しかも割と満足いくキック感。基本メンソールは加熱式でも紙巻きに近いものを感じられるので、元々メンソール派の方だと移行しやすいでしょう。
ディスりつつもレギュラーが1番好き
私ほんとに多くのタバコを吸ってきましたが、最初からバビッとくるタバコに出会ったことは多分ないです。
「ああ。これはダメだ」と終わるのではなく吸い続けることで発見できたりするものです。慣れも大きいですよね。
Ploom Sレギュラーの第一印象は物足りない感じでしたが、数箱吸ったところで旨味を感じて好きになった次第。
なので私の最終的な評価は高いです。スペックが控えめなのは自身でカバーするとして、高温加熱式の中では喫味、使いやすさ、清潔度は抜きん出てます。
使い方次第では名機になる予感。結構ハマってます。
プルームSは臭いが少ない
これは本当。以前記事にしたプルームテック・プラスは無臭とお伝えしましたが、

プルームSは多少臭います。しかし高温加熱の中では格段に臭いの発生が抑えられており、嫌な感じがしないのは大きなメリットです。
IQOS喫煙してて普通に「クサイ」と言われるのは独特な強めの臭いがあるからですよね。
メンテナンスが簡単
クリーニングカバーとスライドカバーを開くと完璧に貫通してまして、
付属のブラシを入れるとこの通り。全方向加熱でそこまで汚れないのもあり、掃除はとても簡単で楽になってます。
と言いますか、私はほとんどクリーニングしたことありません。しないことを推奨するわけではないですが、しなくても影響を感じないのは素直に凄い。
プルームS 今後の展開
プルームSの今後は2019年6月4日に6都道府県のコンビニや一部タバコ販売店、8月5日には全国販売開始。
2019年12月1日から価格改定により本体価格が半額以下になってます→プルームエス大幅値下げ!半額以下の3,480円に価格改定
今回ご紹介したブラックとホワイトのカラーに加えて他6色のツートンカラーも全て販売開始。

ブラックとホワイトは万人受のスタンダードタイプですが、ツートンの可愛らしさは既にタバコ感がないですね。しかし現在では在庫がないのかオンラインショップから姿を消しました。(Amazonやメルカリなどでは定価以上で取引されてます。)
※2019年4月1日からプルーム公式の楽天ショップでもデバイスの販売が開始されました。詳しくは下記になります↓

