紙巻タバコを加熱式タバコとして、しかも1本で3回吸えるミラクルなデバイス「HIMASU Pro」を使ってみました。
2021年に発売されたHIMASUという製品を当ブログでも紹介したのですが、忘れかけていた頃に進化版としての復活に驚きました。
■この製品の強烈なメリット
- 市販の紙巻タバコを加熱式タバコとして3倍にして吸える。
- 実質タバコ代を1/3にコストカットできる。
- ニオイが残らない、周囲や壁紙を汚さない。
■この製品をおすすめしたい人
・紙巻きタバコを吸っているが加熱式タバコや節約にも興味がある。
・加熱式タバコを吸っていて節約に興味がある。
※長らく在庫不足でしたが再販開始と同時に現在ではHIMASU 1Be3 Pro+ (Pro改良版) として販売されてます。使い方や性能は同じです。
使いやすさが大幅に進化した
▼初代のHIMASU過去記事です。

忘れかけていた頃にと言いましたが、地味に今でも売れていて求めている人は多いです。
と言うのもこれ系の製品はとても希少で、おすすめできる完成度の製品がなかなか現れず、個人的にはWEECKE C-VAPOR LOOP以降は絶賛できる製品がないです。
初代のHIMASUは吸い応えこそ称賛できたのですが、タバコをカットする必要性、それに伴う汚れ等、使い続けるには使いにくいとなり、断念。
そんな時に登場したこのHIMASU PROですが、めちゃくちゃ使いやすい。びっくりするほど扱いやすい。
「紙巻タバコにグリセリンを注入し、加熱式タバコとして1本で3回吸える」という初代の仕組みをそのままに、遥かに完成度をあげてきた感じです。
実際の使い方はこう。
付属品のインジェクターでタバコにグリセリンを注入。本体の下からたばこを挿入。加熱して4分間の喫煙が可能。
素晴らしいのは1回目、2回目、3回目で加熱する場所が変わり、1本の紙巻きタバコを3回で吸い尽くせる仕様になってます。
3回1セットが想定されていて、以降はこれのループで非常に簡単でした。
肝心なのはデバイスの質、使い勝手、吸い応えや味なわけですが、実際使ってみた結論としては使ってほしいレベルに達しています。
HIMASU PROのレビュー
パッケージは厚紙で包まれた状態で、裏紙にクイックガイドが記載されてます。
付属品はこちらで、充電ケーブルはありません。最近はUSB-Cケーブル製品がとにかく多いので、なんかは持ってるでしょう?というスタイルだと思っています。
- 本体+マウスピース
- インジェクター
- 予備リキッド(5ml)
- クリーニングツール
- 説明書
インジェクターにはリキッドがセットされた状態で届くため、1本あるのは切り替えようの予備リキッドになります。
仮にリキッドがなくなっても別途購入でき、補充できる100mlが圧倒的にコスパが良いです。
■スペック
サイズ | 118×43.5×25.5mm |
---|---|
使用回数 | 15回 |
予熱 | 30秒 |
喫煙時間 | 4分 |
充電時間 | 2時間 |
充電タイプ | Type-C |
バッテリー | 3200mAh |
グリセリンの注入方法
基本的には本体とグリセリンを注入するためのインジェクターは必須の考えで進めていくので、となるとお出掛けの荷物はちょっと増える感じ。
紙巻きタバコにグリセリンを注入して加熱していきます。
注入方法はタバコをセットして右手でグッと握り、親指で2回プッシュがマニュアル通りですが1回か2回かは好みで良いでしょう。
注入された煙草の姿です。やりすぎた感じがしますが全然大丈夫でございます。握ったことで3つの穴が開いてプシュッでグリセリンぐが注入されるのですね。
本体で加熱して吸っていく
タバコに空いた穴の方をこの向きで、突き当たるまで挿入していきます。
今回はキャメルクラフトメンソールの1mg、つまりロングを使っているのでちょっと飛び出してるのですが、ロング以外だとピタッと収まります。
私は全く気にならなかったのですが、ポケットに入れたりするならロングだと折れる可能性。そして折れても問題はありません。
電源ボタンを3秒長押しで加熱、30秒で予熱が完了してバイブが作動、そこから4分間の喫煙が可能です。
物理ボタンの上と下にLEDが3つずつ搭載されていて、下はバッテリー残量、上は加熱している場所を意味しています。
この状態だと1回目で、2回目は真ん中、3回目は上段のLEDが点灯し、以降はこのループです。3回目が終わったらタバコを取り出して新しいタバコにする流れになります。
ということで吸ってみましたが、マイルドで吸い応えがあってとても文句なしに美味しい。1mgにグリセリン注入してこれならなんでもありの無敵なのでは…。
たばこ葉1/3使って4分間最後まで吸い応えに満足できて、1本で3回吸っても変わらない吸い応え。これは最高。
ただ最後は何の前触れもなく突然スンと終了します。
吸い終わりはちょっと汚く見えるお姿ですが、しっかり全てを加熱された感が伝わってきます。
ちなみにグリセリン1回注入でもいけますが、マニュアル通り2回注入した方が吸い応えがあって良かったです。
リセットと温度変更もできる
使い方の補足になりますが、スタンバイ状態で物理ボタンを押すと少しの間だけ充電残量(下)と、次に加熱する場所(上)がLEDで判別できます。
特に加熱場所のLEDは3回1セットでタバコを切り替えるためにも重要。2回で間違って交換したら勿体ないですし、うっかり4回目に突入しようもんなら全てズレていきます笑
そんな時のためにリセット機能があり、ボタン5回連打で1回目に戻ります。
温度変更は3段階で切り替え可能で、デフォルトでは中温に設定されています。少し癖のある使い方ですが、充電中に3回連打。
1つ点灯:低温
2つ点灯:中温
3つ点灯:高温
意外にも汚れにくいデバイス
さてメンテナンス編になりますが、ここまで分解して本体以外は水洗い可能と言いますか、水洗いした方が簡単なので推奨します。
本体内部は綺麗に貫通した状態になるので、目視だけでも異常を感知しやすいかと思います。
付属品のクリーニングツール、または綿棒を使って、内部の焦げやヤニ汚れを拭き取る作業は定期的に必要になるはずです。
ちなみにHIMASU初代を使っていただけに掃除は厄介だと予想していましたが、ちょうど1箱にあたる60回使った時点で1度分解してみると、想定の10倍は綺麗な状態で驚きました。
HIMASU Proを継続して使っていきたいと思ったのはこの瞬間ですね。
思い返すと初代のメンテナンス性と使い勝手はグダグダだったような気がしてきました…。
まとめ:HIMASU PROはおすすめできる
総評しておすすめしたいと感じたデバイスです。
タバコに3つの弾丸を詰めてセットして3回連続で使える楽さがいい。吸い応えも非常に良く、メンテナンス性と汚れにくさも評価できます。
ちなみに紙巻きタバコからの移行だと吸った感じは異なるので慣れは必要だと思いますが、加熱式タバコを愛用している人はすんなり受け入れられるのでは?という印象。
グリセリンが消耗品になることを考えても確実にタバコ代の節約に繋がるので、節約に興味のある人は是非とも試してほしい1台です。
※現在ではHIMASU 1Be3 Pro+ (Pro改良版)として販売されてます。
