IQOS互換機EFOS E1の後継機としてACE(エース)の登場です。ここまで業界をリードしてきた存在だけに注目度も高いですよね。
元々EFOS E1はナチュラルなデザインで魅力的でしたが、今回もしっかり踏襲してくれたことがまず嬉しい。
見た目や高級感のみでランキングづけすると、ACEやJouzなんかはTOP3に入れたいところ。コスパ重視だけではなく、品質まで考慮するユーザーには是非とも気にかけてほしい製品です。
デザインの変更やカラバリの追加に加え、今回のリニューアルで業界最先端のテクノロジーを詰め込んだハイテクデバイスが誕生。
IQOS互換機も出尽くした感がありまして、差別化が難しくなってきたところでしたがこのACE、これまでの互換機とはちょっと違うぞ??
早速レビューしてみたので、その外観、性能、感想をお伝えしていきます。
ACE(エース)付属品
- ACE本体
- 充電用USBチャージャー
- クリーナースティック
- ステンレススティック
- 取扱説明書
他製品には見られないメンテナンス用のスティック2本が特徴的。
何が違う?どこが変わった?ACEの性能/スペック
2017年末に発売されたEFOS E1から2018年9月にACEの登場となり、ガラッとスペックが変更してます。
名称 | EFOS → ACE |
---|---|
バッテリー | 2000→3200mAh |
最大喫煙本数 | 10本→20本 |
連続喫煙数 | 5本→3本 |
吸引時間 | 5分50秒→3分 |
温度耐性 | -15~50℃→-7℃~60℃ |
なお温度変更は廃止、3ヶ月保証は従来通り。
今回パナソニックのバッテリーを搭載したことが非常に大きなポイントで、信頼性においてもうわてです。
また耐温度に関しては10℃上げ、連続3本にしたことで本体への負担を軽減したとみられます。
このデータからみられる唯一の欠点は吸引時間の短縮でして、ザックリ比較して唯一の改悪だと感じます。
「まるでたばこ」の吸い応え
ACEの紹介で欠かせない特徴2点
公式が推す吸い応え(キック感)。そもそも加熱式タバコ自体が物足りないとの声も多い中、新たな一手がこちら↓
「特許申請中」の独自3D加熱で360℃ムラなく加熱することで濃厚な味わいを実現。まるで紙巻きタバコのような吸い応えと満足感が得られるとのこと。加熱温度や細かい詳細については公開されてません。
さらに、加熱式たばこの味を左右するのが定期的なメンテナンスでありますが、構造上の問題で”掃除しにくい”や”壊れやすい”に繋がるのもここ。大事な部分です。
これは斬新。クリーンホルダーを完全に取り出し、細かく分解して水洗いOKなためクリアな味を維持できます。
ということで、やっぱり凄そうだぞ??
味にかなりこだわりを感じるACEを早速吸ってみました。使い方や感想まとめに入ります~
外観
大きさはIQOSとgloの中間。サイズ100.8×50.6×26mm、EFOSとさほど変わりないですが縦に若干短く、横に広くした設計です。
底部が最も丸みを帯びてるため立ちません。前面には電源ボタン、充電残量LED、シリコンカバーに隠れたUSB端子です。
充電時間は5V2A出力で約120分、5V1A出力では300分なのでタブレット等にも対応した急速充電がおすすめです。
・LED1:0~25%
・LED2:26~50%
・LED3:51~75%
・LED4:76~100%
使い方
上部カバーをスライドさせるとスティックホルダーの出現。
ヒートスティックはここまで。ラインまで差し込める製品が多い中、ACEはこれが限界値。
電源ボタンを2秒以内に5回押すことで加熱開始。電源部のLEDがゆっくりと点滅し、約35秒の余熱を経て点灯、吸引OKです。
喫煙中の5回押しで強制OFF。余熱開始、喫煙開始、終了の3回にわたりバイブレーション機能も搭載。
ではではお試し!
早速吸ってみたところ、うん、キック感ハンパないです。最初の2回くらいまで殆ど味がしませんでしたが、以降は強烈でたまにむせそうになります。
たしかに「まるでたばこ」が頷ける吸い応えとドローも強めなため印象としてはとにかく重い。
悪く言えばちょっと強すぎるのですが、吸い応えを求めるにはこれ以上ない一品です。
1つ気になるのは差し込みが浅く加熱中はスティックがグラつくため、口にくっついて抜けそうになることもしばしば。
ただ、慣れるのであまり気にしなくても大丈夫そうですし、抜くのが容易というメリットも。
実際IQOSの葉の部分は1cmちょいしかなく、内部までムラなくしっかり焦げてるので仕様には問題ありません。
クリーンホルダーシステムの概要
ACEのメンテナンスはちょっと特殊なため説明入れますね。一般的に使われるアルコール類やClewなどの洗浄液は使わない方が効率的です。
まず底部の通気口はパカッと開きまして、飛び出した黒いゴムを引っ張り出します。
スルッとクリーンホルダーが出てきます。喫煙直後は激熱になるので冷めてからにしましょう。
ゴム部を回転して分解していきます。
左からクリーンホルダー、内部にショートホルダー、シリコン、蓋の役目を担うキャッチ、この4つまで分解可能です。
で、それぞれ水洗いするのが本来の流れでして、その際にクリーンホルダー内は綿棒で拭き取ると効果的です。
ちなみに上の画像は未使用品なのでめちゃ綺麗ですが、試しに30本吸ってから分かりやすく今回は全て拭き取りました↓
予想以上に汚れてます。
因みに30本で苦みを感じたため掃除を試みました。この感じでも再び本来の味に戻りましたが、水洗いをする方が早くて綺麗になりますね。
*注意点は濡れた状態のまま使用しないこと。
逆に、上部のたばこスティックホルダー内はほとんど汚れません。内部の通気穴にカスが詰まった時にはクリーナースティックで押し出してあげます。
*注意点として、スティックホルダー内の清掃は綿棒で軽く拭き取る形になりますが、液体をつけての清掃は禁止です。30本程度では全く汚れませんでした。
底部のクリーンホルダーを取り出した後は完全に貫通してるのが確認できるように、本当に細部まで掃除できます。
ステンレスのスティックは取り出したあとの汚れ、またはクリーナースティックで押し出された焦げ等を掻き出すために付属してます。
*ここでも注意点、ホルダー内はそもそも綿棒禁止です。繊維残りを防ぐためなので付属品を使うようにしましょう。
掃除は以上です!
ぶっちゃけ面倒くさいと感じませんでした?
こうして説明すると手間がかかりそうな印象ですが、これも慣れでして味が落ちてきたらサクッとメンテナンスで問題ありません。
ここまで細部まで清掃できるのは大きなメリット、味の質が衰えにくいです。
案外簡単に終わりますし、逆に焦げ付いたブレードをゴシゴシ擦ってるより時短になるのが真実です。
もっと雑に扱いたい!
という方には、そもそもこの製品はおすすめできませぬ。
まとめ
発売したばかりで私自身そこまで長く使ってないので、どれほどの耐久性があるのかは今のところ不明です。
ACEを使って気になった点は
- 35秒で長めの余熱
- 喫煙中のスティックのグラつき
- 喫煙3分は短め
以上の点を踏まえても、吸い応えや高品質を求めるなら真っ先に検討するべき製品の1つです。
見た目、性能、メンテナンス性は抜群。加えてパナソニック製のバッテリー、3ヶ月の明確な製品保証など、安心材料も揃ってます。
本家含め、最先端であることに間違いありません。