妻が坐骨神経痛であることが分かりました。
発端はおそらく約1年前のぎっくり腰で、これが始まりなんだと今になって思います。
気付くのが遅れたのはさっさと病院に行かなかったのが最大の要因でして、全てをぎっくり腰と決めつけたのが間違えでした。
妻はそれ以来良く言います。
腰が痛い。足まで痺れてきた。
私「とりあえず病院行かんと」
妻「内科?整形外科?いや、婦人科?」
こんなやりとりだけしてなかなか行動を起こさない我が夫婦…。
違和感を感じた時点で病院へ行くのが最善でしょうけど、危機感を迎えてようやく重たい腰を上げることに…。
生理痛と勘違い
もともと妻は生理痛に悩まされる人。
男性の私は残念ながらその苦しみを分かってあげられないけど、立ってられないほどの痛みで寝込んでいる。
激しい痛みはその後も変わらず続き、この1年間、生理痛の時には腰痛と足の痺れも同時に訴えることが多くなっていた。
長いときでは数時間はまともに動けなくなる。
ただそれでも、何もしなくても時間が解決してくれたので、結果的に病院へ行く機会を遅らせることになりました。
定期的にぎっくり腰になり始める
妻「ギックリやっちゃったかも…」
私「あらまぁ。」
ギックリ腰は動ける程度なら、変わらぬ日常を過ごした方が治りが早いと言います。
動けないくらいの重症だとまず安静ですが、だまって寝ている分だけ治りが遅くなる。というのが最新の研究結果です。
対処方法でも痛み止めやコルセットなどで楽を選ぶより、軽くストレッチを心掛ける方が結果的に早く楽になります。
数ヶ月後
妻「またギックリ腰に…」
私「また!?」
約1ヵ月間隔でギックリ腰という結果に。
不思議に思い始めるも、ぎっくり腰と言われると素直にギックリ腰なんだと思ってしまう私も単純すぎ。疑うべきですよね。
数日もすれば治ることもありそこまで危機感なく、少しばかりこのやりとりに慣れ始めていたところも恐ろしい。
ひと月に数回のぎっくり腰に不安
腰痛と共に痺れる足。最終的には数週間に1度繰り返すようになったところで、さすがの本人も不安になり始める。
妻「これ、もしかしてギックリじゃないんじゃないかな…。」
最初のギックリ腰から既に1年。
妻「病院に行く!」
何度も宣言しながら行かなかったのは、仕事で予定が何度もかき消されたのも大きいです。
ただ今回は本気のご様子。
そこには妻が不安になる助言を知人からもらったのが影響しています。
「腰が痛い。足が痺れる。」病院へ行くと子宮癌だった知人の話
全く同じような症状で、病院に行くと子宮癌が見つかったという妻の知人。
妻はこの知人に自分の症状を話していたのもあり、心配になって連絡してくれたようだ。
「…だからさ、あなたも病院に行きなさい」と。
そう言われ病院へ行くことを決心した妻。
その結果判明したのが坐骨神経痛でした。
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妻は坐骨神経痛でした
- 腰から足の先まである人間の神経の中でも1番太い神経。それが坐骨神経
- 坐骨神経が何らかの理由で圧迫や刺激を受けて痛みを生じる。これが坐骨神経痛
症状は人により違いがありますが、多くみられるのは腰から太ももにかけての痛みやしびれ。
最初は放っておいても気付けば治る程度なこともあり、そこまで気にされない人もいるくらい。
しかし進行するに連れて痛みは増し、横になって安静にしても痛くて眠れない状態になり始める。
妻の進行状況と丸被りでした。
1年前のギックリ腰から始まり繰り返し、次第に間隔も短くなり痛みも激しくなり始め、病院に行った時には1人で歩けないほどの状態でした。
このあと1週間は布団の中で動けなくなるくらい悪化してました。
坐骨神経痛は症状であり、それを引き起こす原因が病名となります。
腰部脊柱管狭窄症
中高年に多くみられる腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)。読んで字のごとく神経の通り道である脊柱管が狭くなったことにより圧迫されます。
間欠跛行(かんけつはこう)のような暫く歩くと痛みや痺れが起こり、休めば回復するという様な症状がみられます。
梨状筋症候群
こちらも中高年に多い症状でして、梨状筋(りじょうきん)はお尻の中の筋肉で坐骨神経に触れる位置にあります。スポーツやデスクワークなどが原因で梨状筋の炎症が起こり、圧迫に繋がって痛みや痺れの症状がでます。
椎間板ヘルニア
坐骨神経痛の中で最も多い原因とされる椎間板(ついかんばん)ヘルニア。誰でも1度は聞いたことがあるくらい有名で年齢問わず若い人でも発症します。
背骨の骨と骨の間にはクッションの役割を担う椎間板がありますが、つぶれて押し出されると坐骨神経を圧迫して痛みや痺れが生じます。
妻は椎間板ヘルニアからなる坐骨神経痛で、最初のぎっくり腰から併発した可能性が高いとのこと。
痛みの原因が類似するぎっくり腰と坐骨神経痛ですが、後者に発展すると痛みの範囲が広く苦痛を強いられます。
以降の「ギックリ腰かも…。」と繰り返していたのは実はギックリ腰ではなく、重いものを持つなど無理をしたために坐骨神経痛が悪化したと考えられます。
この時の病院での対処
特に何をしたわけでもなく貰った薬2点。
- 痛み止め
- ビタミン剤
痛み止めは腰痛にも効果があります。
妻は腰痛に耐えられない時には解熱鎮痛剤のイブを服用していましたが、全く効果はみられませんでした。
少しでも楽な時間を与えたいと薬剤師さんに相談したところ、種類を替える方法を勧められました。
これは普段から良く服用している薬は体が慣れ過ぎた可能性があるため、その解決策として種類の変更です。
試しにロキソニンを服用すると早々に痛みが和らいだようです。正直耳にしたことはありましたが単なる噂だとも思ってました。
坐骨神経痛にビタミン剤が提供されましたが、詳しくはビタミンB12。
坐骨神経痛にビタミン剤の効果
ビタミンB12は欠乏すると貧血や末梢神経障害を引き起こします。例えば手や足が痺れたりなど。
なので摂取により血液をつくる、または末梢神経の修復が期待できるので神経痛に効果のあるものとして処方されてます。
現在は市販のものを使ってます。
坐骨神経痛と生理の関係性
生理と重なり苦しんだ腰痛や足のしびれは坐骨神経痛と深い関わりがありまして、
一般的に言われているのは、生理に伴って子宮が膨らみ、骨盤が押し出されてお尻の部分を走る坐骨神経などを圧迫するといったものです。
引用:生理と坐骨神経痛の関係!
生理痛で足の痺れが伴う場合は坐骨神経痛の疑いが十分にあります。
おわりに
異変を感じたら早急に診断を受けることが最悪を防ぐためにも必要です。
本当にピンチになるまでなかなか病院へ足を運ばないことは多いですよね。
ちなみにこれ以降、妻が心掛けているのは無理をしないことです。
坐骨神経痛は改善されない場合には最悪、手術です。そうならないように普段から気をつけなければなりません。